03.マシンのセットアップ
マシンの手前2箇所にあるネジを緩め、テーブルを取り外します。
もし上記のようにテーブルが汚れていたら、ソルベント等で拭き取り掃除をします。
紙フェノール基板材料(ベーク板)と捨て板、両面テープを用意します。
ここでは捨て板にも紙フェノール基板材料を使用していますが、MDF等の板材でもかまいません
捨て板の両面に両面テープを貼り付け、紙フェノール基板の裏面に貼ります。
更にそれをマシンのテーブルに貼り付けます。(紙フェノール基板が上面にくるように貼り付けます。)
テーブルをマシンに戻します。このとき、始めに取り外したネジでしっかりと固定してください。
マシン右側の緑色の電源ボタンを押してマシンを起動し、「VIEW」ボタンを押します。
(「VIEW」ボタンのライトが点灯していると、パソコンからのデータ転送を行うことができません。)
加工原点を設定します。(加工原点はデータの左下/左手前となります。)
ソフトウェア右側にある “xmin(mm)” と “ymin(mm)” に任意の数値を入力し、
「move to xmin,ymin」ボタンをクリックします。
そうすると、マシンのヘッド(エンドミルが付いた部分)が指定位置に移動します。
エンドミルの取り付けを行います。
今回は、削る加工(Trace)に直径約0.4mm のエンドミルを、
切断加工(Cut out)に直径約0.8mmのエンドミルを使用します。
ヘッドに、下からエンドミルを差し込みます。
エンドミルを手で抑えたまま、六角レンチでエンドミル取り付け部横のネジを締めます。
(小さい穴があいているので、そこに六角レンチを差し込みます。)
エンドミルはできるだけ奥に差し込んでおきます。
エンドミルを固定したら、マシン右側の「Down」ボタンを押してヘッドを下げます。
このとき、ヘッド上部の隙間が10mm程度になるくらいのところまで下げましょう。
指をエンドミルに添えて、エンドミル取り付け部横のネジをゆるめます。
そのままゆっくりエンドミルの先端を素材の上面まで下げ、再度ネジを締めます。
指を急に離すとエンドミルが落下し、先端が折れてしまうので、注意して作業を行ってください。