03.JobControlのセット
03.1 ジョブの読み込み
Adobe Illustratorでジョブに名前をつけ、“Apply”をクリックすると、
マシンを操作するためのソフトウェア「TROTEC JobControl X」が起動します。
画面右側のジョブリストの中に、先ほど作成したジョブが表示されているかを確認します。
ジョブネームをダブルクリックすると、Plateと呼ばれる中央のエリアにジョブが配置されます。
加工開始ボタンを押すと、このPlateエリアに表示されているジョブに応じて加工が行なわれます。
画面上部のツールバーに表示されている“ジョブの透過”ボタンをクリックすると、
それまで黒く表示されていたジョブ(加工データ)が、元のデータ通りに表示されます。
★線や画像が表示されない場合
- Adobe Illustrator上での線や画像の色設定、及びカラーモードがRGBになっているかを確認します。
- 画面左の“EngraveTimeEstimationBar”に、
データ作成に使用した色が表示されているかどうかを確認します。
(されていない場合、後ほど設定で表示させることができるのでこのままでOKです。)
03.2 レーザーのパワーや加工速度の設定
画面上部の“材料テンプレートの設定”ボタンを押します。
材料データベースウィンドウが表示されます。
加工データ作成時に設定した色ごとに、加工のプロセスやレーザーのパワー、加工スピードを設定します。
(画面左部から、使用する素材名を選択することでも設定可能です。)
設定が完了したら“OK”ボタンをクリックします。
★各項目の内容
- color:加工データ上での色。カラーボックスの上にカーソルを合わせると、
カラー列の下部にRGBの色成分数値が表示されます。 - プロセス:色ごとの加工内容を設定。
- 彫刻:ぬりつぶすように、画像部分が削られます。
- カット:ラインに沿ってレーザーが動き、素材が切断されます。
- スキップ:チェックを入れると何も加工されません。Plate上でも非表示となります。
- 配置:Plate上では表示されるが、加工はされません。
- パワー:レーザーのパワー(最大出力に対するパーセンテージ。0〜100%まで設定可能です。)
- スピード:レーザーの加工速度。最速2.8m/秒。
(最大スピードに対するパーセンテージ。0〜100%まで設定可能です。) - PPI/Hz:
- PPI(彫刻):1インチあたりのレーザーパルス数。
基本的に1000PPIでOK。dpiと異なり、PPIが増加しても加工時間に影響はありません。 - Hz(カット):カット時のレーザーパルスの周波数。基本的に1000HzでOKです。
- PPI(彫刻):1インチあたりのレーザーパルス数。
- 自動:PPIまたはHzの設定値が自動的に設定されます。
- Passes:色ごとの加工の繰り返し数を設定。
- Air Assist:空気噴射のON,OFFを切り替えられます。基本的にONに設定しておきます。
- Z-Offset:ベッドの高さを調整可能だが、必要でない限り0.00に設定します。
- アドバンス:必要でない限りデフォルトに設定します。